ヘリコバクターピロリ菌の検査・治療
ヘリコバクターピロリ菌は慢性胃炎、胃がん、胃潰瘍などの原因になる胃に生息する菌です。胃MALTリンパ腫やITP(血小板減少症）とも関連しているといわれています。
胃がんの予防のためにはピロリ菌の除菌が必要です。胃カメラにて慢性胃炎などの病気がみられた方は保健適応にてピロリ菌の検査や除菌ができます。当院でも検査(抗体検査、尿素呼気試験等）を行っています。除菌は抗生物質と胃酸を抑える薬をあわせ一週間内服します。除菌率は80-90％です。消えない場合は２次除菌という方法もあります。人間ドックや他院などですでに胃カメラやピロリ菌の検査を行っている方はその結果を見せていただければ、除菌をすぐに行えますのでご持参ください。
ただし、かなり以前の場合は再検が必要になることがあります。
